たむし

たむしは、一度かかってしまうと、とても厄介な病気です。薬で治療して治ったと思っても、夏の汗をかく時期には、同じ場所に少しの時間でみるみる皮膚が赤くなっていきます。首の回りやわきの下など、赤く丸い跡が浮き出てきます。ほっておくと、赤みの面積はどんどん広がっていきます。そうなると、人前で服を着替えたり、プールに行ったりすることが恥ずかしく感じられます。赤く浮き出るために、とても目立つのです。皮膚を露出することが多い夏場に発症するのが厄介です。予防は簡単だと言われています。皮膚を常に清潔にしておくことです。言葉で言うと簡単なのですが、汗をかいたからといって、職場や学校でシャワーなど浴びることはありませんし、頻繁にシャツを変えることもなかなかできないことです。顔や手なら洗うこともできますが、体幹となると、なかなか清潔に保つことは難しいことなのです。予防法は簡単でも、実践することはなかなかできません。また、一度かかってしまうと厄介である理由のひとつは、治療にとても時間がかかることです。たむしは、清潔を心がけ、薬を使用すればすぐに赤みが取れていきます。数日続ければ、完全に赤みが取れ、見た目にはきれいな皮膚になります。薬も専用のものがあり、比較的はやめに効果があらわれます。しかし、たむしの菌は皮膚の下で生きています。見た目はきれいになっていても、皮膚の中には、まだまだたむしの菌がいるのです。そのため、きれいに見える患部に対して、根気よく治療を続けることが必要なのです。もう治った、そう思って治療を止めてしまうと、汗をかく夏場は、一日治療をさぼってしまうだけで、また元の症状にすぐに戻ってしまいます。素人判断で治療を止めてしまうのは危険です。根気よく治療を続ける辛抱が必要なのです。しっかりと治しておかないと、冬場は落ち着いていても、汗をかく時期になれば必ず再発します。根気よく、症状の出ない冬場にも治療を継続することが、完治への道なのです。