水虫の正体

水虫はとてもありふれた病気で、日本臨床皮膚科医会の調査で4人に1人が水虫にかかっているという調査結果がでています。以前は男性に多かったのですが、女性の社会進出が進み1日中靴を履いて過ごす人が増えたことやブーツなど足が蒸れやすい靴が流行ったことで、女性でも水虫になっている人は増えています。 水虫の正体は白癬菌というカビの一種です。とても感染力が弱い菌なので毎日足をきれいに洗っていれば感染することはないのですが、菌がついたまま24時間以上たつと角質の中に菌糸をのばして入り込んでしまうので感染してしまいます。特に傷がついていたりすると入り込みやすくなってしまいます。 皮膚の角質に入り込んだ白癬菌は様々な症状を引き起こします。皮がふやけて破れ、じくじくして痛みがでるようになったり、足に小さな水泡が出来て皮がむけてきて強い痒みが出てきたり、足の裏やかかとが乾燥してひび割れてきたりします。また爪が白癬菌に感染すると色が白っぽくなったり表面に縞模様ができたりしてきます。 爪水虫はとても治りにくく、治す為には医療機関で飲み薬を処方してもらう必要がありますが、足にできた水虫は薬をきちんとつけると完治することができます。 薬をつけてもなかなか治らないとか毎年ぶり返すという人が多いのですが、これは白癬菌を完全に取り除いていないからです。水虫の正体である白癬菌は角質に入り込むと取り除くまでに時間がかかります。大抵の人は症状が治まると薬をつけるのをやめてしまうのですが、症状がなくても菌がひそんでいる事がよくあります。症状がなくても30日以上は薬を塗り続ける必要があります。 汗や皮脂がついて皮膚がアルカリ化していると白癬菌が繁殖しやすくなるので、毎日足を洗って足を清潔にします。弱酸性の石鹸などを使用するのも良いでしょう。家族にうつさないようにするためにはスリッパやバスマットなどは別のものを使ったり、白癬菌のついた垢で感染するのを防ぐため掃除をこまめにすることも大切です。